依頼者は、片側二車線の道路のうち走行車線を走行していました。道路工事の関係で、前の車が停車したのに伴い、依頼者も停車しました。
しかし、後続車は、携帯電話を操作しながら運転していたためそれに気付かず、追突してきて、依頼者は主に首から腰にかけて受傷したという事案です。被害者側に過失はありません。
相手方のながら運転による追突事故で、賠償金を約33万円(35%増額)できた事例 (弁護士費用特約利用)
事案の概要
解決の経緯
解決のポイント
依頼者は、事故から約半年後、保険会社より治療費打切りを予告されました。通院先の整骨院の紹介で、当事務所に来所され、今後の治療等についてアドバイスしました。
事故から約7か月(初回相談から約1か月)後、まだ痛みがあるにもかかわらず、治療費は打切られました。その後、当事務所に依頼されるに至りました。
相手方保険会社と交渉を開始し、受任から約3か月後、休業損害と慰謝料の増額により、既受領額を除き約115万円で示談しました。
また、新車登録から1年も経っていない車両の損害については、約14万円で示談しました。
本件においては、休業損害および傷害慰謝料、車両の修理費用について、当初提示額より増額できました。
① 休業損害については、保険会社の提示額は、仕事を休んだ分のみであったため、兼業主婦としての損害(事故後症状固定までの期間について、平均で15%家事労働が制限されたと算定)を主張立証し、約12万円の増額となりました。
② 傷害慰謝料については、日常生活上の不都合な点をできるだけ詳細に説明し、約14万円の増額となりました。
③ 車両の損害については、自動車査定協会からの事故減価額証明書や依頼者と協力して中古車サイトを利用し、評価損を疎明し、評価損として約7万円増額(修理代金の2割相当額)できました。