コラム

 

介護職員初任者研修修了  (弁護士 佐藤初美)

平成28年12月27日
 
さて、今年の8月から休日を利用して受講しておりました「介護職員初任者研修過程」をおかげさまで、先日、無事修了することができました。
 
私が所属しておりましたのは、男性4名のクラスでした。これまで、基本的に毎週1回休日に、午前9時30分から午後4時40分まで、テキストを使用した「講義」とベットメイキング、着替えの介助、ベッドからの立ち上がりの介助、車いすへの移乗の介助、入浴の介助、食事の介助、オムツの交換、トイレの介助等の「実技」の授業を受講してまいりました。
 
講義は、介護福祉士や看護師等のベテランから若手まで多彩な先生方の、これまでの経験を交えた講義が興味深いものでした。これらの講義は、特に、介護の現場のことや介護を受ける老人や障がい者の方々の心情を理解するために有益でした。また、ボディメカニクス、BPSD、ADLとIADL、健側患側、脱健着患、ICF、説明・同意・声掛け・確認・観察などといった、この研修を受講しなければ、知らないままだったかもしれない多くのことも学ぶことができました。また、講師の「介護職員は優しい人が多い」と言う言葉も耳に残っております。
 
修了にあたって問題は実技試験でした。5分程度の試験時間ではありましたが、授業で学んだ個々の実技の組み合わせを問われるため、受験前はかなり緊張しました。その結果、当日の試験内容は、「ベットに寝ている右半身麻痺の方をべットから立ち上がらせ、ポータブルトイレに座っていただくまでの介助」というものでしたが、緊張して、ポータブルトイレに座っていただく前に、ズボンを下げていただくのを忘れてしまいました。それでも、なんとか無事に合格できました。
 
今回学んだ事は、将来、実生活で役立つのはもちろん、今後弁護士の仕事をして行くにあたって、交通事故等で後遺障害を持たれた方の損害算定(介護福祉用具、後遺障害に伴う自宅改造など)や心情の理解、転倒や誤嚥などといった介護事故に関する弁護にも役立ちそうです。