依頼者は、脳挫傷、外傷くも膜下出血、後頭骨・頭蓋底骨折等の障害を負われ、事故の約1年8か月後に後遺障害等級併合6級と認定を受けました。賠償基準や後遺障害等級が妥当かどうかご相談に来所され、その後受任いたしました。
交渉の結果、受任の約7ヵ月後、傷害慰謝料、後遺症慰謝料については、裁判基準でほぼ満額、後遺症による逸失利益についても、嗅覚脱臭などの労働能力喪失との関連性の立証が困難な部分を除き、裁判基準でほぼ満額の合計約4950万円で示談できました。
依頼者の陳述書のほか、勤務先の社長にご協力いただき、損害の主張立証を行い、賠償額について、当初提示額より約280万円の増額を実現しました。
なお、裁判で後遺症による逸失利益をさらに増額することについても検討しましたが、依頼者の早期解決のご意向により、示談となりました。